RMT って?
「RMT」普段の生活の中ではあまり聞きなれない言葉かと思います。でも、セカンドライフの世界と、この RMT がものすごく深い関係にあるんです。 このページはまず「RMTとはなんぞや?」ってところを解説したいと思います。
Real Money Trading -リアルマネートレーディング-
RMT は「Real Money Trading(リアルマネートレーディング)」のそれぞれ頭文字をとった略語です。
RMTというのは、ゲーム内での通貨やアイテムを現実の金銭で販売することを指します。そのほかにもゲーム内で自分の分身であるキャラの育成(俗に言うレベル上げ)をお金を貰って代行することを指すこともあるようです。人によって言い方はれぞれで、「アール・エム・ティー」と呼ぶこともあったり、「アール」という言い方で呼ぶこともあるようです。そして、このRMTがオンラインゲーム界で問題にもなっているようです。
RMTは、現実の世界と同じようにゲーム内でアイテムを買う、売る、渡す、という行為が可能なゲームで多いらしく、そのゲームに参加しているユーザーが多ければ多いほどRMTは顕著に行われているようです。RMTが問題となっているゲームとして有名なのが「ラグナロク・オンライン」や「リネージュ」があげられます。その中でも「リネージュ」は某国が先頭にたち、RMTが盛んに行われているらしく、ロボット(通称:ボット)と呼ばれる自動で敵を倒したりアイテムを拾ったりするプログラムを使用して、かなりの規模で行われているようです。マナーを守らない(そりゃあプログラムですから心なんてありませんし)などの理由で正規ユーザーからはかなりの不評が出ているそうです。
なぜ RMT が行われるのか
RMTがここまで増加してしまったのは、時間はないけれどもある程度のお金をもったユーザーが「ある程度進んだ状態でゲームを始めたいけれどもレベル上げなどが面倒くさいのでその時間を短縮してゲームを楽しみたい」という考えが生み出したのではないでしょうか。そう言ってしまうとRMTを作り出したにはユーザーに原因があると考えることができますが、もとを正せばそこまで時間を使わないとゲームを楽しむことができない。というシステムを作り出した提供者側だ、とも考えられます。確かに管理人もそれについては思うところがあり、リネージュなどはある程度のレベルまで(確か49だったかな?)はすんなりレベルが上がっていきますが、49から50にあがるまでに1から49までレベルを上げるのと同じ時間がかかるんだそうです。そんな長い時間やってやっとレベルが1上がるというシステムは明らかにどうかと思いますし、RMTに手を出してしまうユーザーが出てきてしまうのもうなずけます。また、キャンペーンやある一定の場所でしか入手することができないアイテムがありすぎるのも問題だと思います。きっとその辺りはオンラインゲームの提供元も頭を悩ませているに違いありませんが。
RMT:容認意見と反対意見
RMTを行っている売り手・買い手など、RMTを使用する者たち、またRMTを容認する者は以下のことを言い分として挙げているそうです。
- 自分のお金でやっているのだから誰にも迷惑はかけていない
- ある程度進んだ状態からゲームを始めることができるので楽しい
- ゲームが楽しくなると継続して課金していくので提供元だって儲かる
- レベル上げのために単純にモンスターを叩き続けるだけの単調な作業に費やす時間を他の事に使うことが出来る
何だかずいぶん開き直った感じの意見ですね。でも何だか納得させられてしまう管理人は RMT 肯定派の資質があるんでしょうか・・・orz 一方、これを良しとしない反対派からは以下のような言い分が出ているようです。
- RMTが行われることでゲーム内のお金を簡単に手にいれることが出来るようになってしまうためゲームない全体の物価が上がってしまう、そのため、RMTを行っていないプレイヤーが満足にアイテムも買えない状況に陥ってしまう。
- ボットなどによりプレイヤーが迷惑する
- 特定の場所にしか登場しないアイテムを手に入れるための組織のようなものが出来てしまい、他のプレイヤーが入れない、入ってきたとたんに襲われてしまう。
という感じで RMT には賛否両論いろいろな意見があるようです。ただ、一つ言えるのは「運営者側で禁止されているのであれば手を出さない方が無難」ってことですかね。
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Last update:2022/12/23